当サイトへお越しいただきありがとうございます。このサイトは無料にて、あなたの困りごとや悩みごとの助けになるような情報や考え方を、ご紹介させていただいております。
なぜこのサイトを運営しているのか、少し説明させてください。
それは私自身がいままで、自分自身を顧(かえり)みず、ただひたすら家族のため、会社のために一生懸命に働いてきたことと関係があります。
現在も会社勤めの一級建築士として、忙しいサラリーマン生活を送っているのですが、最近ふと気がつくと自分の人生も後半戦に入り、短くなってきた残りの人生について考え始めるようになってきました。
「漠然(ばくぜん)と満たされない状態が続いている」との思いが、日に日に大きくなってきたのです。
たとえば、今私は数万円の仕事から、数十億円のプロジェクトまで多種多様の業務をこなしています。責任は重く、給料もそこそこ頂いています。ある意味でやりがいもあります。
ただ、会社やクライアント(お客様)は仕事はできて当たり前、プロジェクトもうまく行って当たり前としか思っていません。
結局、彼らは人を見ていません。仕事やプロジェクト、売上や利益などの数字だけを見ています。
だから気がつかない。
プロジェクトが無事に終わるまでの、リスク回避や予防的な対応には関心が薄い。あらかじめうまくいくようにサポートしたことは評価されないし、失敗しているクライアントを助けたほうが喜ばれる。
リスク回避や予防的な対応は当たり前のことです。ことさら取り立てて説明したりする必要はそれほどないと考えています。そのスタイルが評価されない一因かもしれませんが。
しかし、本当にクライアントにとって良いことは実行されず、表面的な事柄だけが良しとされてしまう。
「こんなやりかたでいいのだろうか」
「なにか別のやりかたはないのか」
「今まで自分は何のためにやってきたんだろう」
「これから先どうすればいいのだろう」などと、
満たされない自分がずーっと続いてきました。
そして、「とにかく、自分でやりたいことを自分でできる範囲でやってみよう」という心境に達したのです。現状の改善は続けるとして、まったく新しい世界でなにかをしてみたい。
しかし、今度は一体何をすればいいのかわかりません。しばらく、自分自身をより深く省みて考え続けた結果、「もっと自分自身の価値を認めてほしい」のだと気が付きました。
世のため人のために自分自身が、何か価値のあることを提供すれば、人の役に立ち感謝されるのではないかと考えたのです。
だから、ほんとうに「困ったり、心配したり、悩んだりしている人」のために、また、わたしを必要としてくれる人のために役に立とう。
それからは、今の自分にできることはないか、また考え続けました。「やはり、自分が人に役に立つことができるのは、自分自身の専門である建築の領域にあるのではないか」、「この専門分野の知識と経験を、困っている人や、悩んでいる人に提供することができれば喜んでもらえるのではないか」と、
しかも、会社員を続けながらできることは何かないかと、さらに考え探し続けました。
そして、さまざまな本やネットで調べたりするうちに、自分の専門分野である建築に関してサイトを立ち上げ、沢山の人に見てもらうことにたどり着きました。
これなら私も会社員を続けながら、サイト運営をすることによって人の役に立つ事ができそうだと思ったのです。
難しそうなことを書いていますが、単純に「ありがとう」といって感謝してもらいたい、自分の価値を確認したいだけなんです。「きみのおかげで、無事にこのプロジェクトがうまくいったよ」「あなたのおかげで、安心して任せることができたよ」
そんな一言をいつも聞いていたいだけなんです。
実は、いままでも、クライアントの社長さんで「ありがとう、きみのおかげだよ」といってくれる人がいました。やはりそのときは、うれしかったし「次もこの人のためなら、もっと頑張るろう」とか、「少し無理してよかったな」と思えたのです。
ただ、わたしが勤めている会社は大手の企業の子会社で、その大手企業グループ内の仕事をしています。相手もグループ会社の社長や役員ばかりで、ほとんど親会社からの出向です。
そのせいもあって、やるのが当たり前、相手が誰であれ感謝する風土はまったくありません。そんな環境に置かれているから、こんなことを考え始めたのかもしれません。
現在は、ありとあらゆる情報が氾濫しています。建築の専門家でさえ全てを網羅(もうら)し、正解を導き出すことは困難な時代になってきました。一般の人であればなおさらです。
きっと、たくさんのひとが不安を抱えて悩んだり、困ったりしているはずです。「私の知識や考え方を、そして昔からの当たり前の考え方を紹介する」ことで、きっと役に立ったり、助かったりする人がいるのではないか。
そうであれば、「自分の知識や経験をその人たちの役に立てよう」と考えたのです。
全てに共通しますが、建築においても「何が大切なことなのか」自分の理念がしっかりしていれば、迷うことは少なくなります。逆に、もしあなたの理念や価値基準が定まっていなければ、目先の情報に振り回され続けることになります。
何のためのリフォームなのか、何のための住まいづくりなのか、いま、あなたの価値観が問われています。
そんな時のアドバイザーとして、迷えるあなたの真に役に立てることを目指してこのサイトを立ち上げました。少しでもお役に立てればとてもうれしく思います。ぜひこのサイトをとことん利用してください。
そして、もしこのサイトを利用して役に立ったときは、ぜひ、「ありがとう、さすがだね」「このサイトのおかげで助かったよ」って言ってください。