お風呂のリフォームをする時に「できれば安くお風呂のリフォームがしたい!」とか「できるだけ安くする方法はないかな?」などと、だれもが考えたり、ネットで調べたりします。
しかし、なかなか「これだっ!」といったやり方を見つけられずに、迷ったり悩んだりしていることもあるのではないでしょうか?
実は、お風呂のリフォームをするときに、安くする方法はいろいろあります。しかし、普通の人は内容がよくわからないため、「なんとなく安くなる方法はないか」と探します。それではいつまでたっても安くする方法に出会うことはできません。
本当に、安さを追求するためには、あなたが目指す「安さの程度」や「安さの内容」をはっきりさせる必要があります。そして、その「安さの内容」や「安さの程度」は、それぞれどのようなメリットやデメリットがあり、どんな知識やスキルが必要なのかも理解する必要があります。
ここでは、あなたが目指す「安さの程度」や「安さの内容」をわかりやすくするために、それぞれ4段階のレベルに分類し、順番にくわしく解説していきます。
目次|このページでわかること
4つのレベル
レベル別に程度や内容を見ていきます。ここでのポイントは、そのレベルになりきることではなく、そのレベルの内容から自分がやれそうなところを見つけ出すことにあります。一部だけでも自分でできる事を探し出すことが重要です。
レベルA、激安を目指す!職人レベル
レベルB、格安を目指す!現場監督レベル
レベルC、安さを目指す!課長レベル
レベルD、お得を目指す!社長レベル
ここでかんたんに比較してみます。それぞれの特徴が何となくわかります。
激安度 | 難易度 | 時間かかる度 | 安心度 | |
レベルA 職人 | ◎ | ×× | ×× | × |
レベルB 監督 | ◯ | × | × | × |
レベルC 課長 | △ | △ | △ | ◯ |
レベルD 社長 | △ | ◯ | ◯ | ◎ |
レベルA、激安を目指す!職人レベル
DIY(Do It Yourselfの略 自分でやる)で激安お風呂のリフォームを実現する!
究極の激安です、全て自分でやってしまう作戦です。養生(ようじょう)、解体、処分、商品購入、取り付け、大工仕事、仕上げなどの工事自体を自分でやってしまえば、お風呂のリフォームを激安ですることができます。
メリット
自分で工事を行いますので、支払う代金は原材料、商品代のみで済みます。
デメリット
道具などを持っていないと用意する必要があります。また、知識やスキルがないと習得に時間がかかります。工事期間が長期にわたる可能性があり、その間お風呂に入れなくなります。
ポイント
メリットもデメリットも考え方次第になります。DIYが好きな人にとっては非常に魅力的です。ただし、全て自己責任となり、できれば家族の理解を得てから行うことをおすすめします。
一般の人が学ぶところ
「工事項目で自分でできるところを探し出し自分でやる」
たとえば下記の項目を自分でやることによって見積金額から削減することができます。
・養生(玄関、廊下、ドア、ドア枠など傷がつかないようにカバーする)
・既存のお風呂の解体
・解体材の運搬を自分のトラックで運ぶ
・ゴミの処分
・ユニットバスを組み立てる
・大工工事
・電気工事
・給排水工事
・脱衣場のクロスや床のCF(クッションフロアー)は自分で貼る
・木枠などの塗装する部分があれば自分で塗る
あなたの出来そうな工事を自分でやることにより、激安が可能になります。
レベルB、格安を目指す!現場監督レベル
自ら各職方へ分離発注しコントロールする。格安にお風呂のリフォームを実現!
究極の格安です。工事店を介さずに自分で商品や職人をコントロールします。いわば一人工事店です。まさに現場監督や工事担当者そのものです。
メリット
工事店の代わりに、自分でそれぞれの職人さんや商品、材料を手配することで、工事店の業務を代わっておこないます。その分の経費を削減することができ、格安になります。
デメリット
現場監督のように工事の段取りや、職人さんの依頼、材料手配、手間代の交渉、支払い方法、など決め事を自ら行う必要があります。また、さまざまなコントロールがうまくいかない場合のリスクは自分が取ることになります。
ポイント
自分が直接工事をコントロールします。工事の推進、段取りや調整業務等の費用を削減できます。分離発注 材料支給などの 知識や経験、スキルが必要です。また、プランも自分で企画する事になります。
一般の人が学ぶところ
自分で工事はできないが、工事できる人や商品、材料を段取りします。
たとえば、
・ユニットバス、洗面台などを自分で購入し、職人さんに組み立てを依頼する。
(ただし、メーカーからは直接仕入れることができないケースあり)
・電気工事を職人さんへ直接お願いする。
・大工工事を大工さんへ直接お願いをする。
レベルC、安さを目指す!会社の課長レベル
複数の見積もりを調達し、金額を抑えることにより安さを実現する。
メリット
複数の工事会社の工事内容や金額を見ることにより、比較することができる。
デメリット
工事内容を理解していないと金額だけしかわからないため、手抜き工事や追加工事など、あとあとトラブルになる可能性がある。
ポイント
複数の工事会社から見積もりを取って比較することができるが、内容を理解していないと金額だけでしか判断できないことになる。工事金額を抑えたつもりで、原価を必要以上に削減されている可能性を判断する必要がある。工事区分、記載漏れ、思い込みなど トラブルを予測し事前に回避できるかどうかがポイント。
一般のひとが学ぶところ
複数の会社の見積もりを比較することによって、工事項目について過不足の確認をすることができる。
工事の内容を理解し、業者をコントロールできれば、安さを実現できる。
レベルD、お得を目指す!社長レベル
信頼できる工事店へ発注し内容と金額を打ち合わせる。長い目で見た安心と安全を手に入れる。
メリット
信頼できる会社に出会うことができれば、将来にわたり長く付き合うことができる。長期的な提案も受けることができ、トータルでお得になる。
デメリット
短期的な激安、格安にはなりにくい、お互いの信頼関係を成立させることが必要になる。
ポイント
工事内容と金額をはじめからよく打ち合わせしながらつめていくことができる 。十分な時間をかけることが可能。金額を削減するポイントも打ち合わせすることができる。
一般の人が学ぶところ
今までの中では一番やりやすいレベル。工事の内容や知識が少ない場合には一番有効に使える方法。わからないことは時間をかけて説明してもらうことができる。
まとめ
これら4つのレベルについて内容をよく理解することができれば、激安、格安、今よりもっと安くお風呂のリフォームをすることができるようになります。しかも、目先の金額だけでなく、将来に渡って安心してリフォームをするお得になるレベルも選ぶことができます。
基本は、自分でできないことは「お金を払って、人にやってもらうことになる」ということです。そのため、金額を安くするにはあなたが代わりに何かをする必要があります。ここを間違えなければ、あなたにあった激安、格安、安い、お得を選択することができます。
あなたができるやり方を見つけてください。