初めてお風呂をリフォームする時、自分がリフォームについて、詳しくないからと言って
業者に騙されたり、失敗したりするのはすごく嫌ですよね。
でも、リフォームって初めてだし、よくわからないことばかりで
周りの人に相談しても、アドバイスはくれるけど、専門家じゃないし
親身になって紹介してもらっても、断るときに気まずいし、、、
そもそも自分では、リフォームのことがよくわからないのに
騙されたり、失敗しないで本当にちゃんとリフォームってできるのかな?
あなたは今、少し心配になったり、悩んだりしていませんか?
そんなあなたの不安を解消するために、ここでは
リフォームで一番大切な優良業者をみつける方法を解説します。
目次|このページでわかること
優良業者を探す
優良業者ってどんな業者?
そもそも優良業者とは一体どんな業者のことなのでしょう?
それがわからなければ、あなたが優良業者を探すことは非常に難しいです。
たとえば、サッカーのゴールがどこにあるのかわからなければ、いどこに向かってボールを蹴り込めばいいかわからないからです。
私が考える次のポイントを参考に、自分なりの優良業者をイメージして、あなたにとっての優良業者というゴールを設定してください。
優良業者の評価ポイント
実は優良業者は大きく分けて次の3つの分野で評価することができます。
一、法令遵守(コンプライアンス)
法令は過去の様々な事柄に対応するために設けられています。法令を守ることは企業として最低限のことです。したがって法律を守っていることはあたり前として、その目的や精神も尊ぶことが必要です。その上で地域社会の常識やマナーを守ることが良い業者の条件となります。
お客様がいろいろなことで、説明を求めた時、「それは法令違反ではありません」などといきなり説明する業者は考えものです。仮にそうであったとしても、お客様の要望を受け止めて何ができるのか、できないのかを考えてくれるのが優良業者です。
二、建築の技術
もちろんリフォームを行う業者は建築の技術に精通していなくてはなりません。そうでなければ、将来に渡って安全安心なリフォームはできないからです。たとえば、目先だけの、一時しのぎの提案や仕事だけ行っているようでは、とても良い業者とは呼べません。
お客様の将来まで見越した提案ができる業者こそが優良業者です。
三、顧客対応(付属サービス含む)
上記、一、二、を満たす業者は数多く存在します。しかしお客様への説明を通じ、気遣いや安心感を提供することができる業者はそう多くはありません。逆に自分たちはちゃんとした遵法精神と、確かな技術があるから問題ないと思っている業者がほとんどです。そんな業者がもう少し、お客様の目線で考えてくれたら最高の業者になります。
通常、お客様はリフォームに関して技術的なことは詳しくありません。したがって三つ目の顧客満足の分野のみにて業者を評価することがほとんどです。そのため、世の中には三つ目の分野のみ(お客様への対応の良さのみ)で成り立っている業者も多数存在します。
これらの業者は、お客様への対応が良いため各種評価は高いですが、実際の建築の技術については優良かどうかはわかりません。
騙される?失敗する?ってどんなこと?
一、騙されるってどんなこと?
・手抜き工事
・工事が予定通りに実施されない
・お金を払ったのに終わらない
・会社が倒産してしまった
個人的な意見になりますが、前述した第一の分野、コンプライアンスに反する事柄に関して想定外の事が起きると、騙されたと感じるのではないでしょうか
つまり法令違反はもちろんですが、その法令の目的や精神、地域社会における常識やマナーと言った価値観を共有せずに、ともすると一方的に対応されることが「騙される」ということになるのではないかと考えます。
これを防ぐには法令を遵守することはもちろん、その法令の目的や精神を尊ぶ、地域社会の常識やマナーを守ってくれる、またはその価値を共有する業者を選ぶことが大切になります。
つまり地域に根ざした伝統と実績のある業者がオススメです。
二、失敗するってどんなこと?
不平不満レベル
・思い描いていたものと違う
・対応が遅い
・他より高くなってしまった
失敗は前述の建築の領域において、自分の意図したことと違ったり、自分の想像から悪い方に外れてしまったときに失敗と感じるのではないでしょうか?
また、第三分野(顧客満足の分野)においても、やはり、あらかじめ意図したことと違う結果になったり、自分の想像から悪い方に外れてしまったり、はたまた、全く考えもつかないことが悪い方に実現したりすることではないでしょうか?
突き詰めると結果として、自分の価値基準より悪くなっていることが失敗になるようです。その基準が個人によって異なりますので、同じ業者が同じリフォームをしてもお客様によって失敗したと考える人もいますし、よかったと満足する人もいることになります。
騙されない、失敗しないためには
騙されないためにはまず、自分でできるだけ確認することが必要です。法令遵守の会社なのか、法令遵守だけなのか、それ以上に地域社会の常識やマナーがある業者なのか
中小企業であれば社長の人となりを見ることをおすすめします。大企業であれば傾向として法令までの対応がほとんどですので、それ以上の過剰な期待はしないほうが無難です。
また、創業して10年以内の業者や名前が変わっている会社は注意が必要です。より慎重に確認してください。
次に、失敗しないためには、自分の基準と業者の基準をはっきりさせて、お互いに理解することが大切です。優良業者は常にお客様の価値基準がどこにあるか観察しています。したがってリフォームするときには、恥ずかしがらずにどんどん要望や自分の考えを相手に伝えるようにしてください。
こんなことがしたい、こんなことを考えているなど、自分よがりにならず全てをさらけ出すつもりで望みましょう。優良業者は「できる」「できない」「こんな考え方がある」と様々な提案をしてくれるはずです。業者への無理強いはいけませんが、経験と知恵をかしてもらうことが失敗しない為の秘訣です。
失敗事例から学ぶ
口コミ、評判、ランキング、人気 では優良業者はわからない
■ 口コミで評価が良かったから、工事を頼んだのに実際にはあまり良くなかった。
■ 近所で評判を聞いたら良かったので工事を依頼した。
■ それなりに安かったけどもっと提案してほしかった。
■ リフォームランキングで上位に表示されたので頼んだけど、、、仕事が雑だった。
上記の事例は全て、その時に工事を依頼した人の価値基準と工事会社の価値基準が
そろっていたためにうまくいった事例です。
しかし、必ずしも自分の価値観(求めている優先順位)とあっているかはわかりません。
工事会社は同じように同じ仕事をしています。あなたの価値基準と合わなかった為、
不平不満の原因かもしれません。
業者選定のポイントとは
結局、業者選定のポイントは何になるのでしょう?
1、自分の価値基準を確認する(優先項目を改めて自分自身に問いかける)
2、価値基準の優先順位を決める
3、その価値基準に合わせた相手(工事会社、業態分野)を選ぶ
優先順位を決めるということは、相反する項目で
後回しになる項目がでてくるということです。
相反する項目を同時に優先順位の一番にすることは非常に困難です。
たとえば、左から優先順位1位→2位とすると下記のようになります。
デザイン重視 → 機能 → デザイン設計会社に頼む
コスト重視 → 安全、デザイン → 専門業者(水道、ガス)に頼む
スピード重視 → 安全、法令 → 何でも屋さんに頼む
安全重視 → デザイン → 創業20年以上の会社に頼む
将来重視 → 初期投資が必要 → 住宅設計、工事している工務店に頼む
アフター重視 → コストが必要 → 面倒見の良い会社に頼む
業者のタイプを見極める
専門家でもよくわからにほど、リフォーム業者は様々な業界からの参入があります。
住宅を建てることを本業としている工務店
リフォームだけを本業としている専門工事店
専門工種(水道、ガスなど)の工事会社
大手(資本)リフォーム会社
インターネットでの紹介サイト会社
(相見積もり、自社で施工しない)
おすすめ
ここまで色々説明してきました。
結局どこを選べばいいのかわからないかもしれません。
最後はあなたの価値基準をどこに設定するかで決まります。
私のおすすめは地元の工務店(新築の住宅を設計施工する会社)です。
コストだけでは最安値にはならないかもしれません。
多少顧客の対応がぶっきらぼうな人もいるかもしれません。
しかし、住宅を知り尽くした設計者と職人を抱え、地元に根ざした工務店こそ
あなたの家族を守る住宅の面倒をいつまでも見守ることができる存在です。
ぜひ優良な地元の工務店を見つけてほしいと思います。